このページについて
「小学生向けの大ヒットおもちゃを企画する」というテーマ。このページでは、企画者がAIと対話しながら思考を深めていく「検討の流れ」をそのままお届けします。
塾講師が思考を見せながら問題を解くように、リアルな試行錯誤のプロセスを追体験いただき、AI活用の具体的なイメージを掴んでいただくことが目的です。
フェーズ1: 調査 & 分析フェーズ
ゴールの解像度を上げる
テーマ:「小学生向けの大ヒット間違いなしのおもちゃを企画してください」か・・・
そもそもおもちゃの大ヒットってどのくらいから大ヒット何だろう
そもそもおもちゃの大ヒットってどのくらいから大ヒット何だろう
→ChatGPT(DeepResearch)で調査
「小学生向けの大ヒット間違いなしのおもちゃを企画せよ」が私とあなたのミッションです。先ずは大ヒットの定義を確認したいです。日本国内の男女別の小学生の数、過去大ヒットしたおもちゃのいくつかの事例とその販売数や売上、大体何人に一人の小学生が持っていたのかを調査してください。
結果を見て・・・IP系(鬼滅の刃やすみっコぐらし、ポケモンカードなど)やキャラクターコンテンツが強いんやな。今回は自社IP持っていないしその前提で考えたいな。
→ChatGPT(DeepResearch)で追加調査
IP系やキャラクターコンテンツを利用していないヒット商品も調査ください。
だいたいイメージ掴めて来たぞ、ここまでを一旦まとめるか
→ChatGPTにとりまとめ・エッセンス抽出を依頼
ここまでの調査結果を踏まえて企画の目標設定をしていきたいです。①大ヒットの定義②小学生の男女別の数③過去のヒット商品の名前、販売数、ヒットの要因をまとめてください。
これまで調査したヒット商品のヒット要因や魅力を抽象化し、どのような要素が小学生の心をつかむのか、ヒットにつながるのかのエッセンスを整理してまとめてください。
よし、これをインプットにしてアイデアを出すか。インプット用のドキュメントを作成しよう
→ChatGPTに共有用ドキュメント作成を依頼
ここまでの①大ヒットの定義~成功のエッセンスを整理してください。意思決定の参考資料として社長に連携する用のレポートです。
[成果物] 市場調査、成功の定義、成功のエッセンス、ターゲットの数などをまとめたレポートが完成。
フェーズ2: アイデア創出 & 具体化フェーズ
アイデアの壁を壊す
成功の要因を踏まえたアイデア出しをするか。作ったアイデアは具体的にイメージするためにランディングページとかにしてみたいな。デザインのセンスが良いGemini使おう
→Geminiにアイデア出しを依頼
#依頼
あなたは新しいおもちゃ開発のプロフェッショナルとして、新規アイデアを5つ考案ください。
おもちゃのコンセプト、概要、立案した理由、誰のどんなニーズを満たすのか、おもちゃの魅力と勝ち筋、を整理してください。
従来の枠組みにとらわれず、自由でユニークなアイデアを出してください。
#テーマ
「小学生向けの大ヒット間違いなしのおもちゃを企画せよ」
#インプットデータ
添付データ(前工程のレポート)
結果を見て・・・既存のアイデアに引っ張られ過ぎて面白くないな。既視感もすごい。もうちょっとユニークなアイデアが欲しいな
→Geminiにダメ出し
既存のアイデアにとても引っ張られていて既視感があって面白くないです。既存の発想の枠を壊してオリジナリティのあるアイデアを出してください。
一個面白そうなアイデアがあった。これをもっと具体的にしたいな。一度強みを抽出してシンプルに理解したい
→Geminiにエレベーターピッチ作成を依頼
企画Xを具体化した上で、価値と魅力を経営層に伝えるために以下のエレベーターピッチのフレームワークに沿って整理してください。
我々は〈対象カスタマー〉の抱えている〈ニーズ/課題〉を解決したい
〈プロダクト名〉と言うプロダクトは、〈重要な利点、対価に見合う説得力のある理由〉をカスタマーに提供することができる
このプロダクトは〈代替手段/競合/既存製品〉とは異なり〈差別化の決定的な特徴〉が備わっている
アナロジー:我々は〈XXX業界〉の〈XXX〉になる
フェーズ3: 可視化 & 事業計画フェーズ
アイデアを"事業"にする
ちょっと変えたいところは変えて、一度ランディングページにしてみよか。
→Geminiにランディングページ作成を依頼
新規事業をPRするためのランディングページを作成します。インフォグラフィックで分かりやすいページを製作ください。
・・・何回かラリーでランディングページを実装
なかなか面白いアイデアな気がする。
これは一度友達に見せてみよう→知人の事業開発の友達(小学生3人のパパ)とミーティングでランディングページを紹介。「おもろいですね。なんかバ〇ダイとかレ〇とかデ〇ゴス〇ィーニとかにそのまま持ち込めそう」→悪くない反応だったしこのまま進めてみよ
これは一度友達に見せてみよう→知人の事業開発の友達(小学生3人のパパ)とミーティングでランディングページを紹介。「おもろいですね。なんかバ〇ダイとかレ〇とかデ〇ゴス〇ィーニとかにそのまま持ち込めそう」→悪くない反応だったしこのまま進めてみよ
事業計画とピッチに落とすか
→Geminiに事業計画の骨子を作成させる
とてもいい感じにできました。このLPのプロトタイピングと提案を経営陣に持っていきたいと思います。プロダクトの価値と概要、事業計画を作成して企画書にまとめてください。
[成果物] ランディングページとピッチ資料が完成。
まとめ:AIは思考を加速させる「壁打ち相手」
今回のプロセスから見えてくるのは、AIが単なる「答えを出す機械」ではないということです。
- 思考の解像度を上げるパートナー: 曖昧な問いを具体的な調査に落とし込み、思考の出発点を明確にしてくれる。
- アイデアの壁打ち相手: 自分の思考の枠を壊すきっかけをくれる。期待通りの答えが返ってこない時こそ、対話のチャンス。
- 思考を形にするアシスタント: レポート、エレベーターピッチ、LP、企画書など、思考の過程と結果を素早くアウトプットしてくれる。
良い「問い」を立て、対話を重ねることで、AIはあなたの最強の企画パートナーになります。